f:id:coffeenotetsujin:20210619004256j:plainネルドリップ抽出で高級コーヒーを抽出しています。」

などのキャッチフレーズで提供すれば、

より付加価値が高まる事はわかっていた。

 

結果的に

ペーパードリップ抽出」を選択した。

職場の片隅にだれが目にすることもなく転がっていた、

確か「月刊レストラン」に

記載の記事を参考にした。

スターバックスの一号店出店前の頃で、

殆ど無名に等しい「バッハの店主のコメント」であった。

 

或る日

母親の10才以上年の離れた叔母が芦屋から訪ねて来た。

芦屋といってもお金持ちではない。

神戸に住んでいる頃のほうが裕福だった。

お土産に自分で「炊いたいかなご」を持って来てくれた。

私が幼い頃にまだ若かったため、

お姉ちゃんと呼んでいた。

高校の頃は、

○○高校の吉永小百合と言われていたらしい。

 

コーヒーが好きだと聞いていたため、

「飲みやすい!」

「おいしい!」「もらって帰りたい!」

「芦屋の友達紹介したるわ!」

などのコメントが聞けると期待したが、

 

「お姉ちゃん、こんな薄いコーヒーあかん!」

「飲んでるコーヒー見せたろか!」

「もっと深煎りや!」

 

え!芦屋大口顧客だと期待したのに!