アパートの住人
アサヒビールには
ほろ苦い想いでがあります。
苦くありません。
飲んだ訳ではないため‥‥。
大学生の頃住んでいたアパートの住人に
他の大学の先輩がいました。
土木関係の社長の息子です。
広島出身で、
なかなか卒業できなくて5年生です。
お金持ちで、アルバイトなんかしません。
毎晩、酒を飲みます。
たまに、
「おい、ビールこうて来てくれえ!」
近くの酒屋で瓶ビールを買いに行かされます。
キリンビールがあればいいんですが、
キリンはよく欠品しています。
「アサヒビール」を買って帰りました。
すると
「おい、お前ら、ひょっと飲んでみい!」
「こがな、薬くさいビールが飲めるか!」
薬臭いんだ。
後年に、
理由は新しく生まれ変わったアサヒビールの社長から
後日談として語られています。
社長は
住友銀行からの出向で
就任した
樋口廣太郎さんです。