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豆を深煎りするのは、アイスコーヒーをオーダーのお客様と、
濃くて苦いコーヒーがお好きな常連のお客様のためのブラジルコーヒーやマンデリンに限定していた。
当時、名古屋は殆どの喫茶店では「深煎りコーヒーをネルドリップ抽出」したものを
鍋で温めて提供していた。
抽出したコーヒーを一晩寝かすという店もあった。
「スーパープレミアムコーヒーを一杯だて抽出」でいれたてを提供。
深煎りすれば豆の持ち味をそこなうとも感じていた。
しかし問題点もあった。
多品種のコーヒーをそろえていると、回転が鈍く、昼に捌けなくて夜に
無料で提供する事もあった。
また、メニューをお客様に選んで頂くシステムも、
お客様が想像したものと少しずれる場合もあるかもしれない。
結局「メニューリスト」を
お客様に提示するシステム自体を廃止する決断をしました。