勤務先オフィスビルの地下
日本橋から引っ越し 。
アナログの時代で、
まだ個人の机の上にひとり1台の端末がない時代でした。
総務から説明がありました。
今度のオフィスは今までの様に書類を置くスペースを確保していません。
今後は「ファイルボックス」を使います。
書類は共有とし、個々でコピーを持たない事とします。
さらに常時使用しない書類は、書庫に保管し、その都度業者に
出庫依頼をします。
引っ越しの日は
農村から都心に引っ越しをしたかの如くごたごたでした。
夜8時は過ぎていたと思いますが‥。
課長から電話が入りました。
「おい、うまいビール飲ませてやるから降りて来い!」
降りて来い??
このビルの地下だよ!
そこには、地下1階・2階と飲食店が広がっていました。
課長がたまたまチョイスした店は
なんとビアホール。
私の眼に飛び込んで来たのはキリンシティと同じ
「ワイングラスに注がれた黄金色のビール」
今度は「キリンビールのロゴのない無地のグラス」に泡がこんもり。
もう一度、
この当時「足つきのビールグラス」は大変に珍しかったのです。
「おしゃれなビアホール」
おいしいコーヒー開発の重要なカギを握っていた
私と「ビアハーレ・モーン」との出会いでした。