料理自慢のおばあちゃん
数年前ですが、
お通やか何かの席で、
母が何気なく
昔のエピソードを語りました。
母は長女です。
子供の頃、おばあちゃんが、
「かまどで炊いてくれた、ごはんが本当においしかった!」
それが、よう焦がすんだ。
「炊きたてのお焦げ」です。
底の焦げたところを夕飯前に
しゃもじに載せて食べさせてくれた。
「返って来ると、また、焦がしたって怒られるで早よう食べて!」
「見つかると怒られるで‥早よう食べて」
おばあちゃんが「返って来ると‥怒られる?」
10才ほど年の離れた母の実の弟と妹が、
「ねえちゃん、おばあちゃんって誰のこと‥」
何言っとるの?私の○○おばあちゃん。
「あばあちゃんを怒るのは誰?‥」
私の母親。
‥‥‥‥‥。
嫁の方が強い?
姑が気を使う?
昭和の戦後頃のエピソード???
そんな私の料理自慢のおばあちゃんが、
街で鶏のもも肉を買って来て
孫である私のために焼いてくれました。